アル ファジャールの礼拝
アル ファジャールの礼拝
- アザーン(礼拝への呼びかけ)を繰り返し、全能のアッラーの預言者(彼に平安あれ)への平安と祝福を願い、「アル ワスィーラ」(
かれの御許での高い位階 )を唱えました。
「アッラーフンマ ラッバ ハーズィヒッダアワティッターンマティ、ワッサラーティルカーイマ。アーティ ムハンマダニルワスィーラタ ワルファディーラ。ワブアスフ マカーマン マハムーダニッラズィー ワアッタフ、(インナカ ラー トゥフリフルミーアードゥ)。
「アッラーよ、この完成された呼びかけと繰り返し続く礼拝の主よ、ムハンマドに天国における高い位階と栄誉を与え、あなたが彼に約束されたところの賞賛に溢れた位階に彼を蘇らせたまえ(本当にあなたは約束を反故にされる事がありません)」(ブハーリとムスリムによる伝承)
- アザーンとイカーマの間の任意のドゥアーは、全能のアッラーによって必ず受け入れられる為、とても推奨されています。同様に、斎戒中の者のドゥアーも必ず受け入れられます。なぜなら預言者(彼に平安あれは次のように言ったからです。
「3種類の祈祷は全能のアッラーによって確かに受け入れられるでしょう。斎戒する者が斎戒を解くまでの祈祷、正統な統治者の祈祷、不正に扱われた者の祈祷です。最後の者は全能のアッラーによって特別に雲の上に上げられ、その為に楽園への扉は開けられ、全能のアッラーは仰せられます。「私の力と威勢に誓って、私は短い期間だとしてもあなたを確かに援助するでしょう。」アッタルミズィー(3598)、イブン マジャ(1752)、アフマド(2/445)、イブン ヒッバン(874)アブーフライラ(アッラーに彼が悦んで下さいますように)の伝承
- ファジャールの義務の礼拝を行う前に、(2ラクアット)スンナの礼拝を行う事が勧められています。通常のスンナの礼拝は、日常的に預言者(彼に平安あれ)が推薦した随意の礼拝を意味します。それは、一日につき義務の礼拝を除く、12ラクアットです。ムスリムの伝承によると、預言者(彼に平安あれ)の妻であったウンム ハビーバは言いました。私は預言者(彼に平安あれ)がこう仰るのを聞きました。「もしムスリムが一日の義務の礼拝以外に12ラクアットの礼拝を行ったならば、全能のアッラーは彼に天国において家を建設してくださるだろう」
- スンナの通常の礼拝は、家庭で行う事が強く推奨されています。
- 合同でファジャールの礼拝を行う事は(例えばマスジッドで)ムスリムの伝承(657)によると、ジュンドブ ビン アブドゥッラ(彼にアッラーが悦んで下さいますように)は預言者(彼に平安あれ)が次のように伝えたといっています。「ファジャールの礼拝を行うムスリムはアッラーの神聖な保護下にいるでしょう。アッラーはそのような保護を冒涜する人々から復讐を持って彼らを地獄へ放り込むので、誰も彼を不当に傷つけることはできません。」